介護職を辞めたい?
解決策や後悔しない方法とは

職場の人間関係や労働環境にストレスが溜まって、「介護職を辞めたい」と思っている方、今は考えていないが、家庭環境やこれから先のことを踏まえていずれは辞めることを考えている方はぜひ参考にしてください。

介護職もう辞めたい…理由4選

介護の仕事自体が嫌で辞める人は実は少ない

少子高齢化が進む今、介護のしごとは将来的にもますますニーズが高まる雇用の安定した仕事です。
ICTやロボットなどの新しい考え方の取り入れで職場はどんどん進化していっており、国を入れての職員の処遇改善が進み、給与の水準も上がってきています。
勢いで辞めてしまう前に、どのような選択肢があるか一度考えてみませんか?

働き方は変えられる

異業種へ転職する難しさを考えたとき、資格と経験を活かせる職を選んだほうが得策ではないでしょうか。介護業界で働く魅力の1つは、ライフスタイルなどに合わせて柔軟な働き方ができることです。
雇用形態や施設を変えながら働き続けることで、途切れずにキャリアを積むことが可能です。

プライベートと両立しやすい職場を選択

デイサービス等の通所型施設の多くは、朝から夕方までの勤務となるため、夜勤はありません。
また、日曜日が休みになる施設が多いため、子育て等仕事とプライベートの両立がしやすい環境だといえるでしょう。

しっかり稼ぎたいのなら

キャリアアップを狙いたい場合や、子どもが成長し育児が要らないようになってきた時は、特別養護老人ホーム等の入居型施設の求人を探すのがおすすめです。
利用者の介護度が高いことが多く、その分資格取得をサポートする事業所も多いため、資格手当が加算されたり、役職に就けば基本給のアップや役職手当の付与が期待できます。

あえて夜勤の回数をふやす

夜勤の回数を増やせば、出勤日数は週に2~3回、月に10日程度と、一般的な勤務スタイルより大幅に少なくなります。日勤に慣れてきて、もっと稼ぎが欲しい場合などにおすすめです。

メリット1収入が高い

夜勤は、基本給に割増賃金や夜勤手当てがプラスされるため、同じ時間を日勤メインで働くより収入が高くなります。

メリット2日中の時間を有効活用できる

日中の多くの時間が自由になるので、副業や趣味と両立することも可能です。

メリット3自分のペースで働ける

夜間は眠っている利用者がほとんどなので、現場に配置される従業員の数は日中より少なくしています。
人数が少ない分、人間関係のストレスが少なく、自分のペースで働きやすいと感じる人も多いようです。

働く場所を変えてみる

人間関係や事業所の運営方針に不満を持った時、そのまま働き続けるのはストレスが溜まっていく一方であるため、あまり得策とは言えないでしょう。
慢性的な人手不足にある介護業界では、転職を繰り返しているからといって採用の可能性が極端に下がるわけではないと考えられるため、思い切って職場を変えてみるのも一つの手段です。あなたが今身を置いている事業所が介護業界の全てであるとは言えません。

実際に取り組まれている職場環境改善の例

  1. 見守り機器やリフト等のICT機器の導入
  2. 相談窓口の設置や管理職からの定期的な面談等、メンタルサポートへの取り組み
  3. ハラスメント・パワハラ対策の研修
  4. 資格取得支援や研修等のキャリア形成・教育体制の整備

長く働いてもらうための職場改善を行っている事業所は増加しています。
求人を探す際、上記のような項目に注目して、より良い転職先を見つけましょう。

ブランクがあっても大丈夫!

介護職は、ブランクがあっても復帰しやすい職種です。介護業界は人材が不足している状態なので、介護士としての経験や知識がある方は、介護事業所にとっても採用したい人材であり、多くの事業者で歓迎されるでしょう。

復帰支援制度を利用しよう

再就職準備金貸付事業

介護の仕事に復帰するための費用として、最大40万円を無利子で借りられる制度です。貸付後に介護職員等として2年間働くと返済が全額免除になります。

介護分野就職支援金貸付事業

無資格の方向け。最大20万円まで無利子で借りられ、介護職員等として2年間勤務すれば返済は全額免除になります。

介護職再就職支援講習

兵庫県で行われている、復職する際に必要となる最新の知識や介護技術を習得・再確認する講習です。

自治体の復帰支援制度も要チェック

介護職のニーズの高まりから、多くの自治体が独自の支援事業を実施しています。
奨励金の支給や再就職に必要なサポートが充実している事業例もありますので、お住まいの自治体の支援制度について調べてみることもおすすめです。